節約術
僅か数百年前の江戸時代、電気、ガス、水道、そしてクルマさえ無い社会が実在していたことに私には超感動である。
その頃の人々は知恵と手間で何でも解決する心が備わっていたと思われる。
冷蔵庫の代わりに乾物の知恵、そして暑い夏を乗り切るためにスダレやミズマキ等でしのいだ。そして服でも家具でも何でも自分で直したことだろう。
当時は私が目指す”無公害文明”が曲がりなりにも成り立っていたのだ。
便利になり過ぎた現代社会で驚くのは人々の考える力が退化しているという恐るべき事実だ。
社会がシステム化され個性が破壊され、常識的な考えしかできないデジタル人間になりつつある。唯一考えられる能力といえば、自己利益追求というOS(基本ソフト)で行動するということ位である。
社会が便利になればなるほど人々は考えることなく、自動的に楽な道を選び、更に心は退化するという悪循環に陥っている昨今といえるだろう。事実、現代人は金にだらしない人が異常繁殖している。何も考えず、何でも金で解決しようとする傾向にある。
節約道の基本は何でも自分で考え、手間を惜しまず、可能な限り自分で解決しようと常に努力をすることである。
それが結果的に考える心の発達、健康、地球環境保護にも大きく繋がることになる。
コンパクトライフを目指す
節約道の第一の基本は要らないモノをすてまくり できる限りコンパクトライフを目指すこと。
登山に出掛ける時 持ち物は可能な限り最小限に留める努力をしなくてはならない。刑務所では最低限の私物しか所有できない。日常生活においてもその考えは変わらない。
住宅費の節約
生活費の中で最も大きいのが 何と言っても住宅費である。反対に この住宅費さえ解決し贅沢しなければ 殆ど遊んで暮らせるのだ。
住宅は その人のライフスタイルにもより 一概には言えないが ここでは私の勝手な考えを紹介しよう。
日本人は愚かなのか?地名ブランドを気にする。地名の境で隣の物件でも、つまり地名が違うだけで価格が数百万も違ってくるのは驚くばかりだ。これは個人の価値観ではあるだろうが私には理解出来ない価値観である。
ホームレス
ホームレスは1つの生き方であると思う。最近は公園等でかなり高度の仮説住宅でそれなりの生活を営む人を見かける。ホームレスも前向きに考えてもと思う。確かに苦労は多いだろうが・・・。
ホームレスでも住み込みという手もある。今はわざと悪い事をして刑務所に行き住む所と食料を確保するという者も出るご時世だ。
でもそんな事をするぐらいなら 住み込みで働いた方が良いと思う。新聞広告で自動車工場の住み込み募集をよく目にするが月収25万円以上、個室冷暖房完備とある。しかも僻地で閉ざされた世界なので金を使うこともできず、収入そっくり貯金できる。3年で1000万円貯まる計算だ。確かに自由が無くきついだろうが懲役3年の刑を受けたと思えばよい。刑務所よりは自由だし金になるだどうから。問題は貯めた金を有効に使えるかである。
もっと突飛な考えを言えば マグロ漁船である。いずれにしても住宅費の無い生活は金が貯まるのでステップワンとしては良いかも。
パラサイト
親の家、知人の空いている部屋等に住み着くという手もある。
私は当人同士の理解があれば これもヨシと思う。しかしこれは安住の地ではなく 遊びほけているわけにはいかない。金を貯める手段であり必死に働き一日も早く独立するべし。
三畳一間
私の知人で池袋の部屋で三畳一間食事付きで3万円という物件に住んでいる者が居る。この殺人経済社会においてそんな良心的な大家さんが居るなんて感激である。
しかしこの生活に甘んじるのでなく 一生懸命働き自立を目指すこと。
押入れハウス
テレビで押入れハウスという物件の紹介があった。文字通り押入れを借りてそこで生活するのだ。台所、浴室等は共有スペースなのでお互い、協力が不可欠となる。住んでいる人の殆どは外国人でみんな目的を持っている。
因みに場所は台東区日本堤、家賃は光熱費込みで月25000であった。
賃貸アパート
今の生活だけを重視せず長い目で見れば金を貯め部屋を購入した方が得である。そこで賃貸は安い物件にし貯蓄に専念することをお薦めする。
賃貸といっても都営住宅等の格安物件もあり 妻子持ちなら区が補助金を出してくれる物件もあり とにかく探して見よう。節約の基本は地道に足を運ばすことだ。
分譲アパート
一生のライフスタイルがはっきりしていれば購入した方が得である。ただし買い替えは莫大な諸費用が無駄になるので将来をよく考えて購入すること。
一般的には2LDKが良いだろう。訪問者が来ても家族ができても対応できるからだ。
物件選びのポイントは後々も考え金の掛からない物件である。耐久性に期待でき管理費が安い物件が良い。
ローン返済はとにかく繰り上げ返済に専念することだ。利息が馬鹿にならないからだ。その気になれば数年で返せるはずだ。
贅沢はローン返済後にいくらでもできるのだから。
キャンピングカー
キャンピングカーを自宅として全国気ままに移動するという発想は私の考えにもあった。家を購入するよりは遥かに安く済む。
私がキャンピングカーに興味を持つのはスペースを最大限に生かす技術である。
家の間取りはワンルームで充分と考える。居間、キッチン、寝室、と部屋がたくさんあっても身体は1つしかないのだから。
その他
田舎で一戸建て、民家を格安で借りるという方法もあるが田舎に仕事があればの話しである。
長距離通勤の満員電車地獄は私の世界では考えられない。いずれにしても仕事を隠居してからの選択肢になりそうだ。
光熱費の節約
光熱費の節約は 地球環境を守るという点でも取り組む価値がある。
節約のポイントは 電気機器を自分の必要最低限の小型化することである。
そして待機電力を無くすために、使わない電気機器はコンセントを抜き、購入時は 価格だけでなく、消費電力もよくチェックすること。
電気編
契約A(アンペア)を見直す。
以下の図の様に 契約するアンペアによって基本料金が違う。一度試しに家の電気機器を全て全開にしてみよう。限界になるとブレーカーが落ち、一時的に停電状態になる。それによって現在契約しているアンペアの限界を知ることが出来る。仮にそれでもブレーカーが落ちないのであれば、契約電流を見直した方が良いだろう。
因みに2LDKの平均的なアンペアは30Aである。(私の自宅も30A)
また、使用電力単価は以下の図の様に3段階になっていて使用電力が多ければ、単価が割高になる。
| 契約電流 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
| 基本料金 | 270円 | 405円 | 540円 | 810円 | 1080円 | 1350円 | 1620円 |
| 段階 | 第一段階 | 第二段階 | 第三段階 |
| 使用電力量 | 120KWHまで | 121KWH〜280KWH | 281KWHから |
| 使用料金 | 17円 | 22円 | 24円 |
冷蔵庫

購入時、出来る限り小さく、省エネタイプのモノを選ぶ。
設定温度を強から弱にすると電気代が2割安となる。
冷蔵庫の上にモノを置かない。排熱が妨げられ、冷却効果が下がる。
定期的に冷蔵庫の裏を掃除する。ホコリ等で放熱板が汚れていると、冷却効果が下がる。
冷蔵庫内の整理整頓をする。余分なモノを入れると、電気代も上がる。
熱い場所に冷蔵庫を置かない。ガスコンロ付近や直射日光が直撃する場所等。
冷蔵庫の開け閉めの回数を減らし、ドアは出来るだけ小さく開け、素早く取り出す。
たまには パッキンに付着したゴミをチェックする。
熱いモノは充分冷ましてから冷蔵庫に入れる。
エアコン

最近は環境性能を表示している。環境性能AAAは確かに割高だが、後の電気代を考えると得かも。
購入時、出来る限り小さく、省エネタイプのモノを選ぶ。
網戸があれば、窓を開け、風を部屋に流せば結構涼しいもの。あまりエアコンを頼らない。
扇風機もかなり効果的。エアコンより遥かに経済的。更にウチワだと電気代は掛からない。
エアコンを使う時は、ドア、カーテンを閉め切り、冷気を逃がさない様にする。
熱帯夜の時はタイマー設定にする。
スイッチはこまめに切り、設定温度は高めを心掛ける。27度から28度位。
月一度はフィルターを掃除する。汚れたままだと、エアコンに負担が掛かり、電気代も上がる。
読書は家でなく、図書館ですると良い。
暖房機
購入時、出来る限り小さく、省エネタイプのモノを選ぶ。
家の中でも薄着をしなければ、それだけ暖房の必要性が無くなる。
ドア、カーテン等を閉め、熱を逃がさない様にする。
暖房の温度設定は若干高めにする。
電気カーペットは熱が逃げない様に敷布団やマット等を敷く。
電気カーペットは温度設定、部分切り替えをこまめにする。
湯たんぽは ペットボトルで充分だが、やけど防止と熱を逃がさない様にタオルで包もう。
洗濯機

最近の洗濯機は節電、節水に効果的なモノが多い。
購入時、出来る限り小さく、省エネタイプのモノを選ぶ。
まとめ洗いに心掛ける。ただし、入れ過ぎにも注意する。
風呂の残り湯を使うと洗浄力もアップして一石二鳥。
汚れが酷い場合は手もみ洗いをしてから洗濯機に。
汚れが少ない時は、標準ではなく、スピディーモードにする。
洗剤は毎回同じ量を入れるのでなく、洗濯物の量、汚れを よく計算して最小量に留める努力をする。
乾燥機は莫大な電力を必要とするし、不可欠なモノでもない。シンプルライフを目指すのであれば必要無い。
テレビ

大きいテレビはカッコ良いが、自分の狭い部屋に合うが検討しよう。
購入時、出来る限り小さく、省エネタイプのモノを選ぶ。
スイッチを切るときは主電源を切る。平均的な家庭での待機電力は電気代で全体の20%にもなる。
明るさを若干暗く調節するだけでも かなりの節約になる。
テレビを常につけっ放しにする いわゆる「みのもんた依存症」の主婦が居るが、こまめにスイッチを切ろう。
掃除機
購入時、出来る限り小さく、省エネタイプのモノを選ぶ。
コンパクトライフを望むなら、ほうきとちり取りがあれば 掃除機も不要で電気代も掛からない。
掃除機の吸い込み口は床から離さない。離すと余分な電力が掛かる。
こまめに フィルターを掃除する。またフィルターがカートリッジ式のモノは不経済なので買わぬ様に。
照明機器

電球型蛍光灯は節電に効果的。
購入時、出来る限り小さく、省エネタイプのモノを選ぶ。
あまり必要としない電気機器は 捨てまくり、シンプルライフに努める。
照明は こまめに消す習慣を。これは、基本中の基本。
蛍光灯は切れる前に交換する。切れるまで使うと、かえって電気代が掛かってしまう。
電球型蛍光灯は 通常の電球の僅か25%の電気代しか掛からず、電球の寿命も長く圧倒的に経済的。
その他の電気機器
購入時、出来る限り小さく、省エネタイプのモノを選ぶ。
コーヒーメーカー、電気ポット、炊飯器等の「保温」は電気の無駄。食べる量、飲む量をよく考える。冷めたら電子レンジを使った方が経済的。
ドライヤーは髪の毛をタオルで充分拭いてから使う。
アイロンのスイッチを切るのは余熱を利用することを考え、早めに切る。
天気の良い日は 布団を干そう。太陽もめぐみで電気代も掛からない。
自動車
私は車を持ったことが無い。年一回程レンタカーを利用するぐらいだ。クルマ購入は節約道の敵であるからだ。その前にクルマのオーナーになるほどの経済力もない。
高級車に高級時計なんて姿、本人はカッコイイと思っているのだろうが私にはただ滑稽に見えるだけだ。そんなのに着いて行く奴等なんてろくな者ではではないと偏見を持ってしまう程だ。
人類全員がマイカーを持ったら地球環境は致命的な打撃にもなるだろう。
生活に必要な場合は高級車ではなくできる限り環境負荷の少ない車種を選ぶべきだ。
趣味を持つことは とても重要で 心を豊かにしてくれると共に多くの出会いもある。
やりたい事が最初からある人は良いが 何がしたいか分からない人は 大手企業のカルチャースクールの案内を見ると良いだろう。1000以上の講座があり きっとやりたい事が見つかるはずだ。
やりたい事が見つかっても節約道に生きる者にとって すんなり入会という訳にはいかない。
節約道の基本は独学である。図書館で自習すればタダ。市町村等で行う講義等も無料というケースも多い。
貧乏人の娯楽
少ない金でも楽しめる娯楽は結構あります。ここではそんな貧乏人にお勧めの娯楽を紹介します。
東京散歩
貧乏人の旅行といえば、やはり金も時間も掛からない地元を散策するのが一番。
東京で生まれ育った私でさえ、東京を殆ど知らないのだから、楽しい未知なる場所も多い。
習い事
学院やジムに通えば、月一万円位は掛かってしまう。
サークル活動
情報誌、地元紙でも様々なサークルがあり 僅かな会費だけで多くを学ぶことができる。初心者にはお勧めである。会員達が親切に 手取り足取り教えてくれることだろう。
ただ、金目的のサークルも多い。週一回の講義等で 月5000円の会費を取る等・・・。しかし金を払う分、お客様気分でいられる利点もある。
私、個人的には金の掛かるサークルはお勧めしない。その代わり、自分も会に対して奉仕する心も必要になる。
例えば 空手を習いたいとしよう。通常、道場に通えば約10000円程の月謝が必要になる。
ところが、金を目的としないサークルもある。私の住んでいる文京区には「円空会」というサークル(会)がある。
ここでは 毎週火曜日、金曜日の19:30から20:45まで体育館を貸切り、空手の稽古をする。
会員も決して多いとはいえず、先生がつきっきりで教えてくれる。
これで会費は一ヶ月僅か1500円だ。こんな額では体育館の使用料にもならない。因みにお問い合わせは 野沢秀夫先生03−5395−0053。
